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ごあいさつ

田辺圏域在宅医療・介護連携支援センターホームページにお越しくださいましてありがとうございます。

近年、諸外国に例をみないスピードで少子高齢化の傾向が全国的に進み、和歌山県、特に紀南地域においては全国よりもそのスピードが数年早く進行しています。田辺保健医療圏域は、田辺市、みなべ町、白浜町、上富田町及びすさみ町の5市町で構成されています。平成27年10月1日の国勢調査では、圏域全体の人口が128,161人で、65歳以上人口が40,705人(31.8%)、内75歳以上人口が21,540人(16.8%)となっています。65歳以上人口が50%にせまる自治体や地域もあり、高齢者が必要とする「医療サービス」、「介護サービス」が質・量とも充実することはもちろんのこと一体的に提供されることが求められています。

介護保険制度創設以来、医療や介護が必要になっても可能な限り人生の最後まで住み慣れた地域で安心して生活できるよう、在宅医療と介護の連携を深め、「地域包括ケアシステム」の構築を目指して、行政、医療機関、介護事業所等が連携を図り、それぞれの取り組みを進めてきました。このような中、平成29年3月31日、在宅に関わる医療機関と介護サービス事業者等の連携推進を主な目的として、田辺圏域在宅医療・介護連携支援センターが開設されました。また、平成29年4月1日からは、和歌山県下ではいち早く介護保険の地域支援事業として、また、田辺圏域5市町よりの委託事業として医療・介護の連携事業を推進しています。

本センターを受託運営する「一般社団法人田辺圏域医療と介護の連携を進める会」は、平成22年3月16日に設立された任意団体「田辺圏域保健医療介護の連携体制の構築をすすめる会」が本事業を受託するため一般社団法人化したもので、これまで多職種が集まっての「定例会」を毎月開催するなど医療と介護の連携を進めてきた団体です。これらの取り組みを生かしながらさらなる医療と介護の連携推進に取り組んでまいりたいと考えておりますので、本センターの業務に今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年11月1日
一般社団法人田辺圏域医療と介護の連携を進める会 会長 初山 昌平